You and Me
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現在分詞、過去分詞は実は時間の概念とは全く関係ありません。
なのに「現在」とか「過去」というのは誤解のもとにしかすぎません。
実際、過去分詞で誤訳を多々見かけます。
He is satisfied /with the result.でも「彼は満足した/その結果に」としてしまうのです(isなので現在形。正しくは「彼はその結果に満足している」)
正しくは現在分詞は「未完了・能動分詞」、過去分詞は「完了・受動・心感情怪我の動作状態分詞」が正しいのです。
〜ingは自動詞なら未完了、他動詞なら能動を表します。
〜ed(またはwrittenなどの不規則変化)は自動詞なら完了、他動詞なら受動、心感情怪我の他動詞なら心感情怪我の動作状態を表します。
その機能をそのまま名称にすると上記の名前になります。
I saw a running dog.ならrunningが現在分詞、ということで現在を表しているなら「私は今走っている犬を昔見た」となり「私」は予知能力者ということになります。
でも実際はrunningは未完了を表しています(runは自動詞)。未完了とは「一旦〜し始めて、まだ完了していない」ことを表しています。
I saw a running dog.なら「私は一旦走り始めてまだ完了してない犬を見た」となり「私は(そのときに)走っている犬を見た」となります。「私」は予知能力者ではないのです。
There will be many fallen leaves /here /in autumn.なら「過去に落ちた葉っぱでここは将来一杯になるでしょう」ではありません。
過去分詞だとfallen leavesは昨日や一昨日のように、過去に落ちた葉っぱということになります。それでここが未来に(=will)一杯になる、ということになります。
未来、といってもいつかはっきりしてませんから昨日落ちた葉で10年後一杯、ということも表すことになります(それではもう落ち葉ではなくもう腐葉土になってそうです…)。
でも残念ながらそういう意味は表していません。
fallenは完了を表しています(fallは自動詞)。過去ではありません。
ですから「落ちることが完了した葉っぱで一杯になるでしょう/ここは/将来」となります。完了なら全く矛盾がありません。「落ち葉で一杯になるでしょう/ここは/将来」と訳すことが可能になります。決して「昔落ちた葉っぱ」ではないのです。
He will be killed some day.でも過去分詞だとおかしいことになります。
「彼は(=He)いつか(=some day)未来において(=will)殺された(=killed過去分詞なので「殺された」)」ではよく意味が分かりません。
「彼は(=He)いつか(=some day)未来において(=will)殺す(=kill)が受動(=ed)」で「彼はいつか殺されるだろう」となり意味が分かります。
以上のように現在分詞、過去分詞は時間の概念とは全く無関係です。
私が勝手に造語しているわけではなく(まぁそれでも正しいのでいいのですが)、私の出身大学(上智大学外国語学部イスパニア語学科)でも現在分詞は未完了分詞、過去分詞は完了分詞と呼んでいました(左下の写真は「詳説スペイン語(上智大学出版)」の目次)。

現在分詞、過去分詞という用語は英語学習から入った物だが、その名称は英語学習が未熟であったの明治時代に直訳されたものであり、決して正確に内容を表している物ではないので未完了分詞、完了分詞と呼べ、とのことでした。(英語とスペイン語の各分詞の表すところは同じ。それゆえ英語の用語がそのままスペイン語に入った。スペイン語の未完了分詞は分詞構文が中心など、その使い方は違うところはあるが、未完了、能動、完了、受動といった持つ意味は同じ。こういったことを踏まえて、私は更に吟味した上、英語の分詞の名称もスペイン語同様に変えるべきという結論に達しました。この名称には自信があります。確かに長いのですが・・・)
私は更に、名前を覚えてしまえば機能をすべて覚えたことになる名前がベストと思い、現在分詞は「未完了能動分詞」、過去分詞は「完了・受動・心感情怪我の動作状態分詞」としています。
名前が長いという批判はあるでしょうが、不正確な名前で教えるよりははるかに優れていると思います。
是非、現在分詞は「未完了能動分詞」過去分詞は「完了受動心・感情・怪我の動作状態分詞」と覚えてください。
未完了(〜している)や能動(〜している、〜させるような)のニュアンスがあって分詞を使うなら未完了能動分詞を使います。
完了(〜してしまった)、受動(〜される)、心・感情の動作状態(驚く、驚いている、悲しむ、悲しんでいる、喜ぶ、喜んでいる…)のニュアンスがあって分詞を使うなら完了受動心・感情・怪我の動作状態分詞を使います。
心・感情・怪我の動詞の分詞形は少々特殊なので、これは次回にお話しします。
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